筆者は今まで累計200冊以上の様々なジャンルの参考書を読み込んできた、「参考書オタク」です。
土日は書店を巡り新たな参考書があるかどうかチェックしています(笑)
今回は私が厳選した、Dockerのおすすめ参考書について難易度別にご紹介します!
以下の表は今回ご紹介する参考書の一覧です。
【参考】Dockerとは
Dockerとは、アプリケーションの開発や運用を容易にするためのコンテナ型の仮想化技術です。アプリケーションやミドルウェアなどの実行環境を一つにまとめたコンテナを用意し、コンテナ管理ソフトウェア上で稼働させることで利用OSに依存しないアプリケーション実行環境を構築することができます。
それでは以下でおすすめの参考書について紹介していきます!
初級(Dockerに初めて触れる人・基礎知識を学習中の人)
さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築
まず最初にお勧めする参考書は「さわって学ぶクラウドインフラ docker基礎からのコンテナ構築」です。
この本は、Dockerを使ってAWSやGCPなどのクラウドサービスと連携したコンテナ環境構築について解説しています。実際に手を動かしながら学べる内容が多く、それでいてDockerの基礎知識やコマンド操作についても豊富な図を交えながら丁寧に解説されています。
ちなみに私は何も手を動かさず、Dockerの基礎知識の習得を目的にひたすら読み進めました。
主要機能は網羅しているので今でも業務などで不明点があればこの参考書を参照しています。
コンテナオーケストレーションツール(Kubernetes・ECS等)やCI/CDツール(Jenkins・CircleCI等)も取り上げられているので中級へのステップアップとしても役立ちます。
仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん (Compass Booksシリーズ)
次におすすめするのが「仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん (Compass Booksシリーズ)」です。
こちらはDockerとKubernetesの基本的な概念や仕組み、そして実際の使い方について解説しています。
初心者でも分かりやすいように、図やイラストを多用しているのが特徴です。また、サンプルコードや演習問題も豊富に用意されているため、実践的なスキルを身につけることができます。
全8章のうち7章迄がDockerについての説明、最終章がkubernetsについての説明になっています。
Docker初心者の方は、まずはDockerの基礎を7章までで身につけるのが良いと思います!
中級(ある程度Dockerの知識を身につけている人向け)
Docker&仮想サーバー完全入門 Webクリエイター&エンジニアの作業がはかどる開発環境構築ガイド
中級者の方へのおすすめは「Docker&仮想サーバー完全入門 Webクリエイター&エンジニアの作業がはかどる開発環境構築ガイド」です。
こちらは各種仮想サーバを建てながらDockerについて学習する参考書です。
Dockerコンテナを用いてネットワークやサーバを構築していくためDockerのみならずインフラや運用などの総合力も鍛えることができます。
ApacheやnginxなどのwebサーバやSpringBootなどのAPサーバなど幅広く構築していきます。
Dockerの基礎知識を身につけたあとのステップアップに最適です。
上級(ある程度Dockerの知識を身につけている人・実務で使用する人向け)
Docker実践ガイド
上級者の方へはまず「Docker実践ガイド」をお勧めします。
この本の著者である古賀政純さんはLinuxテクノロジーエバンジェリストとして有名メディアでの連載記事執筆、講演活動などご活躍されており、これまでも数多くの著書を出版されています。
内容としてはDockerの基礎から応用まで幅広くカバーした参考書となっています。
Dockerコンテナの管理、ネットワーク・ストレージの設定など各種ツールの使い方やDocker CE(community edition)とDocker EE(enterprise edition)の違いなど幅広く解説されています。
また、本番環境に近い開発環境を構築するためのベストプラクティスやセキュリティ対策なども紹介されており非常に実践的な内容となっています。